車いすの夫とベルリンへ行きたいブログ

車いすユーザーの夫と暮らして発見したことなどをつづります。ドイツ語学習中。

車いすの夫と新婚旅行②♪ 熱帯雨林「デインツリー・フォレスト」がバリアフリーだった

車いすの夫とオーストラリアに新婚旅行に行きました。

ケアンズを拠点にグレートバリアリーフで船酔いした翌日、こんどはレンタカーを借りて北部にある国立公園の熱帯雨林「デインツリー・フォレスト」を目指してみます。

 

このデインツリーフォレスト、やはりケアンズ市を拠点とした日帰りツアーもたくさんありますが、今回はレンタカーを借りて、自力で行ってみました。

オーストラリアは日本と同じ右ハンドル、左走行です。

ホテルのカウンターでレンタカーを借りたいと相談すると、すぐ手配してくれました(日本で国際免許証は取っていきました)。アクセルとブレーキに取り付けると手動で運転できる装置を持参してきたので、夫も運転できます。

 

こういう機械を取り付けると言うと、お店の人に何か言われないだろうか…と密かに心配していましたが、一応断ると「どうぞー」てな感じで何もありませんでした。夫いわく、日本のレンタカー屋さんでも同じだそうです。そうなんですね。

 

そして。デインツリーフォレストは、結論から申し上げますと、バリアフリーでした(まさかの)!

 

順を追って説明します。

 

デインツリーまではケアンズから車で2時間ちょい。途中、車ごとフェリーで川を渡る必要がありますが、そこに地図と案内板(と車いす用トイレ!)がありました。

おわかりでしょうか。車いすでも散策できるルートがある場所には、車いすマークがつけてあります。

 

こんな詳しい説明もあります。

森の中の道路を北上していくと「これ以上は舗装されていないので四駆以外は無理」という地点に到達するようです。そこを目指してできるだけ進んでみることにしました。

 

デインツリーフォレストは、要所要所に駐車場があり、そこから森の中を散策できるルートが作られています。木道のようなもので、これがバリアフリーなのです。立ち寄ったのは車いすマークのついているポイントですが、階段、一切ありませんでした!

 

道路には、こんな看板

 

からの……本物!!(おわかりいただけるだろうか)

2メートルくらいあるんじゃないか。めちゃめちゃでかい、「カソワリ」という鳥だそうです。こいつが道路を横断していきました。

 

ゆるゆると走って行き、舗装された道の北端「ケープ・トリビュレーション」にたどり着きました。駐車場に車を止めると、双眼鏡を持った紳士が木の上を見つめています。私たちがその紳士を見つめていると、「ピジョンだよ」と教えてくれました。木の上に、緑色のハトがいました。きれいだなあ。オーストラリアは鳥が豊かでした。

 

ケープ・トリビュレーションの木立の先には、静かなビーチがありました。

いやほんと、天国みたいな景色でした。訪れた人みんながそう思うのでしょう。彼女と連れだったイタリア人風の男性が「きれいだよね」と話しかけてきました。全面的に同意しました。

 

 

ちなみに、ケープ・トリビュレーションにも車いす用のトイレがちゃんとありました。

徹底してるなあーーー!

 

デインツリーフォレスト、生き物や森や、ドライブや、よい景色が好きな方にはおすすめです。

国立公園の中にも宿泊施設がたくさんありました。オートキャンプ場も。こんなところに泊まってみるのも、きっとステキだろうなあ~。