車いすの夫とベルリンへ行きたいブログ

車いすユーザーの夫と暮らして発見したことなどをつづります。ドイツ語学習中。

車いすの夫と新婚旅行③♪ オーストラリアの車いす用トイレ、日本との違い

オーストラリアの東側、ケアンズゴールドコーストに滞在した我々ですが、訪れた場所のトイレ事情に「へー!」と思いました。

以前の投稿にも書きましたように、熱帯雨林の国立公園にもちゃんと車いすでのアクセスが確保されており、トイレもあります。

 

ninin-2kyaku-2sharin.hatenablog.com

 

加えて、たいていの場所には車いす用のトイレだけでなく、「amputated(切断された)」という表示のある個室がありました。扉には松葉杖をついた人のアイコンがついているのですが、つまり個室の中は両側に手すりがついていました(トイレだということもあり、写真を撮りそびれてしまいましたが)。

 

いずれも、女性なら女性用トイレの中に車いす用の広い個室と手すりのある個室、ふつうの個室がある、ことが多かったです。

 

日本では、「多機能トイレ」という、いろいろな機能が凝縮されたトイレが、男女のトイレとは別に設置してあることが多いですよね。

 

私は車いすユーザーではありませんが、車いすユーザーの気持ちになってみると、大多数の人と同じように男女のトイレに入っていくというのは良いものではないでしょうか。友達と一緒にトイレに行くとか、自然な行動ができるし。私自身は、車いすユーザーが「別々」に扱われていると感じるとちょっと悲しくなるので、「別れていない」というのは良いなあと思いました。

 

あと、多機能トイレは、当然のことながら、必要としている利用者が集中するので意外と混みやすい。おむつ台も設置されているからベビーカーの方も使ったりしてる訳だし。男女のトイレの中にあれば、当然、数も2倍ということになるので、混雑緩和にも良いような気がします(多機能トイレ使用中率はまじでけっこう高い。そうするとひたすら待つか、フロアの反対側まで旅をするか、みたいなことになるわけで)。

 

最近はジェンダーレスなトイレの必要性も指摘されているし、男女別々がすべて正解という訳ではありませんが、いいなあと思ったものです。

 

ちなみにこれ↓はデインツリー・フォレストにあったトイレです。当然のようにスロープ。写真が下手すぎて判別できませんが、ここにも男女別の車いす用トイレと「amputated」の個室があったように記憶しています。

 

 

どのような議論を経て、こんな風にトイレが充実したのか知りたいなあ。