車いすの夫とベルリンへ行きたいブログ

車いすユーザーの夫と暮らして発見したことなどをつづります。ドイツ語学習中。

車いすユーザー必見!当日券売機で切符買って新幹線に乗れた②

前段が長くなりました!そして更新も遅くなってしまいました…。

ninin-2kyaku-2sharin.hatenablog.com

(↑前段)

そういう訳で、切符の予約窓口ではない問い合わせ番号に電話をかけたところ、担当の女性が教えてくれたのは「特大荷物スペースに車いすを置いて乗車できる」ということです。

 

そうなの??!

そんなこと知らないよ!というか、どこにもそんなこと載ってなかったよ!

 

あまりに驚いたので何度も聞き返すと、担当の人も心配になったのか?「少しお待ちください」と保留になりました。電話口に戻ってきたその方いわく、自由席には乗れずデッキ放置の刑になってしまうこと、ただ特大荷物スペースに車いすを置いておくことは可能、とのことでした。

 

特大荷物とは、少し前に新幹線で取り入れられた、大きなスーツケースなどを置くスペースを予約する制度のことです。指定席車両のいちばん後ろの、座席の背もたれと壁の間にそのスペースはあります。そこに車いすを置いてよい。

 

夫もこんなことが可能だとは知りませんでした。私も聞いたことがない。でもいいって言われたんだから乗ってみよう!!てなわけで、東京駅へゴーです。

 

いつものように券売機で切符を買い(特大荷物スペースつきの座席は券売機で買えます)、当然のように改札を通り…。いちお有人改札を通りましたが、何も言われない!!

「通れた!」と感動する私に冷静な夫は「まだ新幹線改札がある」と慎重です。しかしその後、新幹線改札も何事もなく通過することができたのでした(新幹線に乗るときにホームにいた駅員さんがめっちゃ私たちのことをガン見していましたが笑)。

 

特大荷物スペースは、夫の車いすだとたたまなくてもいけるくらいの幅があり、特段問題なく車いすを収納できました。

 

こんな方法があるなら、これからは未来永劫この方法を使います

もう電話予約でたらいまわしにされなくて良いし。電話予約に出た電話のむこうの人が、やさしい口調すぎても、ぞんざいな口調すぎても、ちょっとざらっとした気持ちになる、あの感じも味わわなくて良いし。窓口の人に提示された番号が違う番号だということもないし、窓口の人に電話予約何時まで可能か聞いても知らないなんてこともないし、電話予約当日朝でもできるって言われたのに翌朝電話したらできませんって言われることもないし。

 

声を大にして言いたいです。

車いすユーザーの皆さん!特大荷物スペースに車いすおけますよ!と。

 

ただ、この方法はたぶん、①車いすの収納ができる同行者がいる場合と、②特大荷物スペースに収まる、比較的コンパクトな車いすであることが条件になると思います。

駅員さんや乗務員さんは、車いすの収納を手伝うのはできないと思うので(もしできるならとっくにこの方法がメジャーになっていたはずだと思うのです)。

 

ただ……。

私はこうも思うのです。東京駅の改札を、誰にも呼び止められず「普通の」切符で通過できた理由。それは、東京駅が混雑しすぎているからではないか、と(うたぐりぶかい笑)。

 

思い出すのは数年前。夫と某西日本のある県まで旅行へいったときのことでした。

夫は新幹線に乗るとき、スロープを出してもらわなくても乗れるので、有人改札を通らずに自動改札を通ってホームへ行きました。※このときの切符は事前に予約・受取済

すると、2人組の駅員さんがやってきて「予約は取っていますか?」と聞いてくるのです。切符を見せると、本当に車いす用のスペースを予約してあるのか確認しているようでした。

 

この経験は、職務質問みたいで、なんだか良い気持ちじゃなかったです。

駅員さんにしてみたら、有人改札を通らずに車いすユーザーがホームに上がっていったもんだからびっくりしたのかもしれません(ほんまか)。

 

てなわけで、とりあえず今回の結論は一つです!!

車いすユーザーのみなさん、車いすを特大荷物置き場に置けば、当日券売機で切符を買うことができますよ。

 

これからも快適な新幹線の旅を楽しみたいと思います。