車いすの夫とベルリンへ行きたいブログ

車いすユーザーの夫と暮らして発見したことなどをつづります。ドイツ語学習中。

車いすの夫と新婚旅行①♪ グレートバリアリーフのバリアフリー情報(読みづらい!)

久々の更新です。行ってきました!オーストラリアです!

 

 

結論から言うと、オーストラリア旅行はとても快適でした。車いすユーザーにも優しいです!

私たちのルートはケアンズゴールドコーストです。訪れた中のいくつかの場所をピックアップしてお伝えしたいと思います。

 

まずは珊瑚礁で有名なグレートバリアリーフ

以前の投稿でも書いたように↓

ninin-2kyaku-2sharin.hatenablog.com

 

ネットで調べただけでも、車いすでもシュノーケリングやダイビングのできる日帰りツアー情報がありました。

そこで、船でダイビングスポット(ポントゥーンという人工浮島)まで移動する日帰りツアーに申し込むことに。「クイックシルバー」という会社のポントゥーンにはリフトがついており、車いすユーザーも水中に下ろしてもらうことができます!

 

(↓クイックシルバー社のホームページ)

quicksilver-cruises.com

 

こういったツアーのほとんどは、ケアンズ市から車で1時間ちょいの「ポートダグラス」という港から出ています。私たちはケアンズ市内に宿泊したので、当日の朝ポートダグラスに移動するのですが。

ツアーのオプションについている乗り合いバス(ケアンズのホテル前で拾ってくれる)を申し込むか、タクシーで行くか悩みました。結局、バスには「3段階段がある」と書いてあったので(詳しい説明!)、乗りづらいかな~と思い、申し込みませんでした。

 

すると、前日の朝、ケイタイにクイックシルバー社から電話が。「本当にタクシーでいいんですか?高いですよ」と聞かれました笑(しかも日本語で!)ずいぶん親切だなあ。この電話で、夫をスタッフがつきっきりで介助することはできないので、海に入るときは2人で頼みますよみたいなことも説明を受けました。

 

そして数秒悩んだ末、バスに乗ることにしました(おカネないしね)。

当日やってきたのは観光バスのようなタイプでしたが、ドライバーさんが手を貸してくれ、夫も乗り込むことができました。さらに一番前の席をあけておいてくれました。うれしい。

 

ポートダグラスにつくと、チェックインをして船に乗り込みます。

船内でコーヒーなどを飲みながら約1時間、ポントゥーンに着きました。この時かなり船酔いしてしまい、その日1日苦しむことになるのですが……。

 

 

ポントゥーン内はこんなスロープがあり、車いすでも移動できます。

トイレは横付けしてある船にあるのをつかいますが、車いす用トイレもありました。

ちなみに、シュノーケリングに必要なスーツ、水中めがね、フィンなどは全部貸してくれます。

 

↑リフトはこんなかんじ。降りるときはベルトを着け、スタッフさんが手伝ってくれます。私は近くにある階段から海に入りました。

 

スタッフの兄ちゃんに「シュノーケリングの経験はある?」と聞かれました。2人ともないというと、「2人とも初めてなら、動き回るのはここ(海に入る階段)から数メートル内にして」と念を押され。夫を支えながらちょっと泳いで海から顔を出すと、階段の上から兄ちゃんが「戻ってきて~」と手を振っている、それを繰り返しました^^;

 

とはいえ、兄ちゃんも私たちのためにベタばりしている訳ではなく。

基本的に、自由にさせてくれるなあ~という印象でした。たぶん、私たちが初心者じゃなければ放っておかれたことでしょう。このへん、なんでも先回りして「お客さまの安全のために…」と禁止されがちなジャパンとの違いを感じました。

 

そして、遠くまで泳いでいかなくても魚がたくさん!フツーに体に当たってくるくらいです。けっこう深い場所でしたが、珊瑚礁も見えました。

 

どのくらい遊んだでしょうか…?にわかに船酔いの症状が再発?し、海から上がって、あとはひたすら帰りの船の出発を待つことに。ポントゥーンではバイキング形式の昼ごはんも出されるのですが、食べる気力はナッシングです。現地の参加者とおぼしきほかの客はパクパク食べて飲んで海に入って、すげーなあ……と感心しました。

 

スタッフのおっちゃんが「氷を食べると治る」と言って、コップに入れた氷をくれました。やさしいかよ。

カウンターで酔い止めを買い、帰りは爆睡していました。

 

グレートバリアリーフで海に入るには、この「ポントゥーン」形式のほかに、島に行ってビーチから海に入るという選択肢もあります。その場合、さすがに砂浜なので、車いすでのアクセスはちょっとわかりませんが。ケアンズからポートダグラスへの道中にもたくさんビーチがあり、ゆっくり滞在すればいろいろ遊び方がありそうです。船酔いする人は、ポントゥーンは避けたほうがいいかも……。

 

とはいえ、きれいな海も見て、冒険的な一日でした。

帰りも親切だった運転手さんとは、握手して別れました。

 

サンキューグレートバリアリーフ