車いすの夫とベルリンへ行きたいブログ

車いすユーザーの夫と暮らして発見したことなどをつづります。ドイツ語学習中。

不妊治療についてドイツ語でググッたら希望を持ったはなし

ブログのタイトルにありますとおり、私と夫はベルリンに行きたいと思っています。

そして当然のことながら、考えました。

「ベルリンで不妊治療を受けることはできるのだろうか汗」

 

最初、それはとんでもなく大変なことのような気がしました。でもたぶんそんなことはない!と思えたできごとがあります!それは!!

グーグル検索です。(フツー)

 

以前にもグーグル検索したことがあります。ただそれは日本で受ける不妊治療のためですね。「脊髄損傷の人はどんな風に不妊治療をすれば良いのか…」何もわからなかったからです!ちなみにドイツ語で「何もわからない」は「カイネ・アーヌング」といいます。役立つよ!

 

そして。。日本語でググった時ですが……なんか難しい説明や、せきそんっていうのはこうこうこういう悪影響をもたらしますという内容が多く、めっちゃ疲れた記憶がありまして、積極的に調べるのはやめました。ましてやツイッターで検索した日には「せきそんの人の不妊治療は超大変です」みたいなツイートが出てきて、なんなん!と憤ってソッコー閉じました。笑

 

私はせきそんの人も男女ともにお子さんを持っていることを知っていたので、そんなこと言っても大丈夫なんでしょーくらいに思いましたが、せきそんビギナーの人にとっては、こんなもん見せられたらハードなのではないか。と思ったものです。。

 

それで!ドイツ語で調べてみたのですが!目からうろこでしたよ!

ちなみにドイツ語で脊髄損傷はRückenmarksverletzung(リュッケンマークスフェアレッツング)といいます!長い!Querschnittslärmung(下半身まひ)という単語もよく見ます。これらの単語とKind(子ども)Vater(父親)などの単語を検索してみると…たとえば!こんなんが出てきました!

 

www.der-querschnitt.de

「下半身まひでも父親になる」!まひのある人への情報紙を発行している団体のサイトのようです。せきそんの影響について触れつつ「脊髄損傷でも子どもを持つという希望をかなえる方法があります」と書いてあります。

 

ちなみにうちは夫がせきそんなのでVaterで検索しましたが、女性が脊髄損傷の場合もお子さんを産むことができますし、その説明もいろいろなものに書いてあります。

 

www.balgrist.ch

このページにも「下半身付随でも子どもを持てる」と書いてあります。どこかの大学のウェブらしいです。

もう、こんなのがずらーっと出てくるんです。素人向けに書いてあってわかりやすい!そしてポジティブ!検索結果がこんなんばっかりだったらみんな安心するよ!

 

こんなのもありました。「人工授精」で検索すると出てきたものですが、ドイツの省庁のウェブです。分かりやすい……。人工授精、体外受精、顕微授精、そして男性の精子を取り出す手術のこととか、順を追って記載があり、成功率何パーセントみたいな記載もありました(その数字は日本で聞くものと同じでした)。

www.informationsportal-kinderwunsch.de

 

 

 

なんか……お国がこんな親切なウェブページを作っていることに感動しました。

そんで、これらの前向きな言葉たちをみて、なんか安心したというわけです。

なんでなんですかね。外国語だから、こむずかしく書いてあっても易しく書いてあってもどのみちわからないから、日本語のより親切に見えてしまうだけですかね笑。

 

でも、ドイツ人、いいね!って思いました。脊髄損傷の人は人口のごく一部のはずですが、ちゃんとこういう情報にニーズがあることを認識している感じがします。

日本はなんというか…。いまだに「車いすの人がこども?!まじで?!」くらいのレベルにとどまっているような気がするし、不妊治療自体に対する「そこまでやるなんて」的な偏見も、私は直接は接していませんが、あるのではないかという気がします。

 

グーグル検索してよかった!という体験談でした。笑