車いすの夫とベルリンへ行きたいブログ

車いすユーザーの夫と暮らして発見したことなどをつづります。ドイツ語学習中。

車いすの夫と式場探し

ハムです。

車いすの夫と結婚することになりました。

私はどちらかというと「私に注目して!みたいにするの恥ずかしいし。お金かかるし」という理由で、特にこれといった希望を持っていませんでした。

そう、結婚式です。

 

一方、私よりたぶん数倍ロマンチックな夫は、

「人生で数少ない、お金をかけるべき時じゃないか」

とか言っちゃうくらい、ばりばりの結婚式推進派でした。

 

そんな訳で、一瞬で夫に説得された私は、人生ではじめていそいそと「○クシイ」を買い、

重すぎて数回しか開かず、

それでも「○クシイアプリ」なるものをインストールし。

手始めに比較的家から近いエリアにある式場を見に行ってみることにしました。

 

結局、その式場がとても良いところだったので決めてしまったのですが。

後から考えて、しみじみと良かったことがありました。

 

①しょうもない階段がない

とことんオーソドックスを追求することにした私たちが選んだのはチャペル婚。○クシイでいろんな式場の写真を見ていると、入り口や、指輪の交換をする場所などに階段がある式場もありました。おしゃれに見えますもんね。

 

そんな写真を見ていて思ったものです。

「夫君は悲しむだろうなあ」

表は階段だから新郎はチャペルの裏口から入場とか、ちょっといやですもんね。

 

でもその式場はなんと全部フラット!チャペルの入り口も中も段差ゼロ。

参加者の座席にはひな壇的な高さがありましたが。

階段があっても、指輪交換的なやつなどは手前でやればいい・・・とお思いになるかもしれません。でも、なんか、上れないのが際立つ感じもして、ちょっと切ないものです。

 

②館内もバリアフリー

これは、ホテルだったからですね。日本にはバリアフリー法という法律があり、一定以上の面積を持つ建物はバリアフリーにすると決められています。

おかげで車いすでも入りやすい広いトイレもあり、もちろんエレベーターもあり、安心でした。

 

ホテルの式場を選んだのはたまたまですが、今はやりのレストランウエディングとか、広いトイレとかあるのかなあ~、とか、考えを巡らしたりしました。式場によりそうですね。

○クシイさんも、バリアフリー情報とか掲載してくれたらいいなあ。

 

 

そのほか、スタッフさんのきめ細かな対応もありがたかったです。

結婚式のリハーサルなんて、普通、できないと思うのですが。私と夫が並んで歩くスペースがあるかを確認するために、特別にリハーサルさせてくれました。「もし狭かったら通路の両側のお花をどけます!」とか言ってくれました。

 

マニュアル外の対応でも、いろいろ融通をきかせてくださることが、いちばんうれしいものです。

 

本当はいろいろ見に行って比較するのも良かったんですが。

眺めの良さやら、試食のおいしさやら、あと、うん、「今日決めてくれればこことこことここを割引します!」というのとかいろいろあって、1カ所目のその式場に決めました笑。結婚式はすませましたが、良い思い出です。