車いすの夫とベルリンへ行きたいブログ

車いすユーザーの夫と暮らして発見したことなどをつづります。ドイツ語学習中。

車いすの夫と家探し②トイレのドアを閉めたくて

車いすユーザーを動きにくくする、最も大きな要因は、

「段差」

と思われがちです(私もそう思っていました)。

 

でも実は、 

「広さ」

だったりするんですよね。

車いすが回転できるスペースがあるか、ということです。

 

夫と住む家を探すにあたり、やはりそこが大事でした。

 

トイレのドアを閉めたくて

中でも特に気になったのがトイレです。

たいていのトイレ、狭くて車いすごと入れないのです。

夫は運動神経がよいため(と私は思う)、手すりのないトイレでも車いすから便座に移ることができます。

しかし車いすをトイレに横付けすると、ドアが閉められません。

 

「開けっぱなしでするしかないね~」

 

とお思いになるでしょうか?

でも想像してみてください!ちょっとおなかの調子が悪いときとか、絶望的に嫌です。

 

そんな訳で、夫は、私たちが「コロコロ」と呼ぶ、キャスター付きの小さな腰掛け?を自作し、それに乗り換えてトイレに入ることで、コロコロごとドアを閉められるようにしていました(天才か)。車いすほど場所を取らないからですね。

 

ホームセンターで、庭作業を座ったままするためのキャスター付きの板(?)を買い、発泡スチロールでできたブロック型のもの(うまく言えない)を何枚か乗せて固定しただけのものです。写真がないとわかんないですね。

決め手もトイレ

しかし今の物件を内見したとき、ためしにトイレに入ってもらうと、なんとドアが閉まる!

トイレが比較的広かったんです。

日当たりが良いとか、入り口も階段がないとか、いろんなほかのよい条件もありましたが、トイレだけでこの物件の好感度が爆上がりしました。

 

ほかの物件では、なんだかんだ、洗濯機の前に入れないとか、お風呂の入り口が狭いとか、いろいろあったんです。

今の家、玄関も比較的広く、夫の外用車いすを置いても私が出入りできるというところもグッドでした。

 

ただそれでも、夫がアクセスできない家の部分はあります。

私のベッドと窓の間とか。笑

 

というわけで、手すりはなくても広さはある、という今の家の話でした。

 

お部屋探し中の車いすユーザーさんが、良い物件に出会えることをお祈りしています。

読んでくださりありがとうございました★